高橋良の器 陶器

すくも窯の器

高火度色釉皿

瀬戸貫入土のタタラ起こし型打ちの平皿。高火度色釉と亜鉛マット釉の塗り分けで一回の焼成。低下度の色絵と違って素地に直接釉絵が焼きついていますので貫入があっても電子レンジが使えます。普段使いの器です。

高火度色釉皿

バリウムマット釉とリチウム・バリウム釉の塗り分け。低火度から下絵と反応してきますので細かい絵付けは皿類にしています。

高火度色釉皿 高火度色釉皿

5寸平皿 リチウム・バリウム高火度釉彩色 上記3点写真

炻器質の陶器と高火度釉ですので電子レンジが使え、普段使いに便利です。
低火度の上絵と異なり色釉とボディのバリウムマット釉との堺は溶け合って色々なパターンになります。

バリウムマット釉・色釉共に高火度釉ですので一度の焼成です。写真は電気炉の酸化焼成。現在はガス窯の酸化焼成ですので上下の温度差、雰囲気差がでますので焼成の最終で還元でねらして調整しています。
何れにせよ電気炉の酸化焼成のように下から上まで揃うってことは無いので温度差に合わせ別物を入れるなり窯詰位置で調整しています。

もっとも電気炉では還元で上下の雰囲気差が出ますのでこちらも窯詰で調整したり、異なる釉で調整したりです。窯詰が悪くて手前と奥、左右とバランスのずれて泣いたこと度々です。私の工房の電気炉では大皿用に造った正方形の13KWの窯が最も安定しています。一回り大きな横長スタイルは還元では結構泣かされます。で最近の電気炉ではこの辺調整できるようになっていますが、煙道の造りやバランスは微妙です。大量生産って訳でもないので何れも窯なりに無理なく焼くしかないと思うようになりました。

色釉で使用の炭酸リチウムは水に余り溶けませんが、一定割合は溶けます。それで釉掛けの時ヌルってします。毎日上水を捨て、せっせとアク抜きなんか繰り返してると・・あれリチウム分が少なくなってただのバリウム釉・・・ってことに。それで私の工房では基本一回程度で使い切るようにしています。高火度焼成でガラス化して初めて安定します。私はリチウム釉では炭酸バリウムを0.2モル程度加え、釉はぼてっとしますが沈殿防止に効果的です。
筆塗りでは水で溶いて一晩おいたCMCの添加で釉乾きを調整し筆使いの延びを調整しています。

花器

花器 200mmH バリウムマット釉 ガス窯酸化焼成

織部小鉢

織部小鉢 120×125×80mmh
織部釉で使う土は焼け締まりが多少甘い調性にしています。多少焼きが強くても釉の発泡が少なく安定して焚けます。私の窯では初期より織部はガス窯焼成でしたので現在も同一組成です。電気炉焼成では冷めが遅いのでアルミナ、硅酸分を調整し別組成で焼いています。
古典的な釉薬は私の工房では天然の木灰立てを基本にしていますので単純な釉調合になります。木灰で釉調が変わりますので数年分持つようにしています。

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